どんな営業もスタートは第一印象から始まります。身だしなみ次第であなたの第一印象は大きく変わるのです。営業する際、あなたはきちんと身だしなみに気を遣えていますか?
本記事では、営業マンが気をつけるべき身だしなみのチェックリストを8つ紹介していきます。
目次
営業は身だしなみから始まっている
ビジネスにおいて、身だしなみは非常に重要です。特に営業はお客様と対面する機会が多いため、身だしなみがしっかりしていないと、営業トークが弾まず、商談が成立しなかったりすることもあります。
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営業は第一印象が大事です。見た目だけで人を判断するのは難しいものの、営業では身だしなみですべてが決まるといっても過言ではありません。そのため、身だしなみに最大限に気を配る必要があります。
身だしなみの3つの基準
「身だしなみでは何に気をつけるべきか?」
ここでは、身だしなみをチェックする際の3つの基準を説明していきます。
清潔感
清潔感は身だしなみにおいて非常に重要となるポイントです。清潔感があることで必ずしもプラスに働くわけではありませんが、人はついマイナスなところに目がいってしまうものです。
清潔感の減点項目として挙げられるのが、ボサボサな髪やヒゲ、鼻毛、シャツのヨレなどが挙げられます。清潔感がないと「だらしない」「みっともない」と思われ相手に不快感を与えかねません。営業においてマイナス評価を与えぬように、清潔感には気を配るようにしましょう。
TPO
清潔感だけでなく、TPOにも気をつける必要があります。
- T:Time(時)
- P:Place(場所)
- O:Occasion(場合)
TPOとは、Time(時)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字を取った略語であり、時や場所、場合に応じて服装や言動を使い分けることを意味します。ちなみにTPOは日本で生まれた和製英語なので、英語圏では通じません。
TPOを逸脱した服装や振る舞いは、会社の信頼を落としかねませんので、十分に注意する必要があります。例えば、極端に派手なスーツや過剰なアクセサリーは控えたほうがいいでしょう。また、業界・業種によっては判断が異なります。営業先の社風や雰囲気に合わせて服装を変えていきましょう。
機能性
営業マンの身だしなみでは、見た目だけでなく、機能性に優れた服装が求められます。機能性のポイントは以下のようなものが挙げられます。
- 軽くて動きやすい
- 型崩れやシワになりにくい
- 手入れがしやすい
特に営業マンの場合は、営業先に出向く機会が多いため、動きやすさは重視すべきポイントと言えるでしょう。仕事に集中できるように、自分の体型に合った物を選ぶことが重要です。
身だしなみでチェックしておくべき8つのポイント
身だしなみでチェックしておくべき8つのポイントをまとめました。チェックリストに該当していないか、営業や商談前にチェックしておきましょう。
■身だしなみチェックリスト
- 「髪」:髪はボサボサでないか、整っているか
- 「テカリ」:テカリ対策は万全か
- 「ヒゲ・鼻毛」:剃り残し、伸びっぱなしはないか
- 「口臭・体臭」:歯磨きはしたか、ケアアイテムはあるか
- 「爪」:キレイに切り揃えてあるか
- 「シャツ」:シワや汚れはないか
- 「スーツ」:汚れはないか、ポケットは膨らんでいないか
- 「靴」:汚れはないか、きちんと磨いてあるか
「髪」:髪はボサボサでないか
長い前髪で目を隠してしまうと、目元が暗い印象になり、マイナスイメージを与えかねません。営業する際は、前髪は横に分けるか、前髪を上げるなどしてスタイリングを変えてみましょう。髪型を短く切ると、より爽やかな印象を与えることができるのでおすすめです。
また、セットせず、ボサボサのままの髪型はNGです。軽くワックスなどをつけて、すっきりと整えられたヘアスタイルを意識しましょう。
「テカリ」:テカリ対策は万全か
顔がテカっていると、「清潔感がない」「加齢臭がしそう」などの印象を与えてしまいます。油分多めの人は、テカリ肌に効果が期待できる栄養素を摂取したり、適切なスキンケア対策を講じたりする必要があります。
企業に訪問する前は、あぶらとり紙やティッシュなどで拭いておきましょう。
「ヒゲ」:剃り残しはないか
ヒゲは、営業において不快な印象を与えやすい要因の一つです。ヒゲを生やしてはいけないわけではありませんが、清潔感や見た目の印象などからヒゲは敬遠されがちです。ヒゲはキレイに剃っておくのが無難でしょう。
「口臭」:歯磨きはしたか、ケアアイテムはあるか
営業マンは話す機会が多いため、口臭対策に十分に気をつける必要があります。しかし口臭は自分では気づきにくいものです。気づかないうちに不快な思いをさせてしまう可能性もあるので、しっかりケアしていくことが大切です。
口臭対策として日々の歯磨きは欠かせません。食後は、丁寧に歯磨きをして、口内を清潔に保つように心がけましょう。
また、口臭発生の原因のひとつに口腔内の乾燥が挙げられます。こまめに水分補給して口の中を潤しましょう。他にもよく噛んで食べることで、唾液の分泌が促進されます。ガムを噛むのも効果的なので、ぜひ試してみてください。
「爪」:キレイに切ってあるか
爪は、名刺交換や資料を手渡しする際に非常に見られるポイントです。伸びすぎていないかを確認し、長すぎる場合にキレイに切っておきましょう。爪を切るタイミングは、お風呂上がりがおすすめです。爪がやわらかくなって切りやすくなります。
「シャツ」:シワや汚れはないか
シワや汚れのあるシャツは「だらしない」「やる気がなさそう」などの印象を与えてしまいます。洗濯することはもちろんのこと、きちんとアイロンがけしてシワのないシャツを目指しましょう。
洗濯やアイロンがけが手間に感じる人は、クリーニングに出す方法もあります。汚れ具合などを確認しながら、2週間から1ヶ月に1回ぐらいのペースでクリーニングに出しましょう。
「スーツ」:汚れはないか、ポケットは膨らんでいないか
まずは前提として、スーツは自分のサイズに合ったものを選びましょう。ダボダボなスーツは、シワが入りやすくだらしない印象を与えます。色に関しても、派手な柄や色には気をつける必要があります。営業先によっては「TPOをわきまえていない」という印象を与えるリスクがあるので、控えたほうがいいでしょう。
また、営業時になりますが、ポケットに財布やスマフォなど大きなものをいれるのはおすすめしません。ポケットが膨らみ、不格好な印象を与えてしまうため、ポケットは基本的に何も入れずスッキリさせておきましょう。
スーツはほっておくと、汚れやしわが目立つようになります。日頃からアイロンやクリーニングはしっかり行うことが大事です。
「靴」:汚れはないか、きちんと磨いてあるか
営業は話す仕事なので、目線が上に行きがちですが、足元もよく見られています。きちんと靴の手入れを行き届いていないと汚れが目立ち、悪い印象を与えてしまうかもしれません。ブラッシングで汚れを落としたり、クリームで靴のツヤを出したりなど日々のメンテナンスを心がけましょう。
また、営業マンは営業先へ訪問する事が多いので、一足だけ履き回してしまうと、すぐに擦れたり、よれたりしてしまいます。靴は二〜三足揃えてローテーションして履くのがおすすめです。
まとめ:身だしなみは営業活動のひとつ
今回は営業マンが気をつけるべき身だしなみについて紹介しました。身だしなみは営業活動の一つです。理解はしているものの、案外見落としている営業マンは少なくありません。身だしなみを整えることは、営業マンとして必要最低限のマナーです。
身だしなみを整えることは大切です。お客様から好印象を得られるように身だしなみにもしっかりと気を使いましょう。
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