企業同士の競争が激化する中、以前にも増して営業活動に尽力する企業が増えてきました。しかし、営業スタッフを新規雇用して育成するとなると、莫大な時間がかかります。そのようなときに役立つのが営業代行なのです。
こちらの記事では、営業代行の種類、依頼するべき理由、注意点、おすすめの営業代行会社7選を紹介しています。
営業代行とは
営業代行とは、本来であれば企業内の営業スタッフが行うはずの営業業務を、代行会社の営業スタッフが代行するサービスです。
また、営業代行では営業業務だけでなく、そこから派生する業務の代行にも対応しています。
つまり、営業代行サービスを利用するなら、まずはどの業務に対して代行を依頼する必要があるのかについて、明確にしておく必要があるということですね。
営業代行の種類
それではまず、営業代行の種類から見ていきましょう。
営業戦略の立案
企業の業績が伸び悩んでいる場合、その大きな原因として考えられるのが、基本計画の失敗です。
営業代行では、営業戦略の立案にも対応していますので、イチから基本計画を立て直したい企業には特におすすめできるでしょう。
営業に携わる従業員の教育
営業に携わる従業員は、直接営業活動を行わないにしても営業活動のノウハウだけは頭に入れておかなくてはなりません。
営業代行では、営業に携わる従業員に対する教育サービスにも対応しています。
セミナーやイベントの開催
セミナーやイベントを開催するためには、企画立案や専用サイトの作成、集客、運営までを企業内で行わなくてはなりません。
しかし、セミナーやイベントのノウハウを持っていないと、
- どこから手を付ければ良いのかわからない
- 集客できるかどうか心配
などの問題が持ち上がってきます。
このようなときも、営業代行に丸投げすれば、一連の流れをすべて行い、セミナーやイベントを成功に導くことができるでしょう。
問い合わせフォーム営業
問い合わせフォーム営業とは、ターゲット企業の問い合わせフォームから営業を行う手法です。
問い合わせフォーム営業を行うには、ターゲット企業情報の把握から営業メッセージ文の作成まで、さまざまな工数を必要とします。この一連の作業を代行してもらうことで、効率的・効果的に営業業務を進めることができるでしょう。
テレアポ
テレアポとは、電話を用いて顧客にアポイントをとる業務、または電話で行う営業を意味しています。
「テレアポは非効率」という考え方から、テレアポを避ける企業があることは事実ですが、特に新規始業の立ち上げなどで新規顧客を獲得する必要がある際には、テレアポが役に立つでしょう。
営業代行では、プロのテレフォンアポインターが顧客にアポイントを取り付けますので、より効率的な新規顧客獲得を目指せます。
商談
営業の肝心要となる部分、それは商談時のトークです。
営業代行では、実績ある営業経験者が商談を行いますので、高い確率で商談成立を見込めるでしょう。
顧客の育成
顧客の育成はナーチャリングと呼ばれ、見込み客から顧客へ、顧客からリピーターへと顧客を育成する手法を意味します。
その中では、見込み客とコミュニケーションを取りながら、「ここぞ!」というタイミングで商談を持ちかけるテクニックが必要になります。
そして、営業代行に依頼することで、このような高度なテクニックを駆使して成約につなげることができるのです。
営業代行会社に依頼するべき3つの理由
営業代行会社に業務を依頼するからには、それなりの費用がかかります。
しかし、それを上回る利益を上げられる可能性も広げられるのです。
それでは、営業代行会社に依頼するべき3つの理由について紹介しましょう。
理由1. プロの営業に依頼できる
営業代行会社に在籍しているのは営業のプロ集団ですので、高度なスキルを駆使して業務に臨みます。
そのため、自社の営業スタッフだけで業務を行うよりも、より高い成果を得やすくなるのです。
理由2. 見込み顧客にアプローチできる
見込み客が顧客になるかどうかは、営業方法次第です。
また、アプローチの方法を間違えてしまうと見込み客を取りこぼすリスクが高まります。
一方、スキルが高い営業代行会社のプロなら、顧客の心をしっかりと掴むアプローチが可能で、それにより成約率アップを見込めます。
理由3. 営業人員にかかるコストを削減できる
営業は人数が勝負という考え方もありますが、それでは人件費が多額に跳ね上がってしまいます。
一方、営業代行会社に依頼してしまえば、少数精鋭による効率的な営業活動を行えますので、営業人員にかかるコストの削減に役立つでしょう。
営業代行会社の選び方
営業代行会社は、以下の点を基準にして選ぶようにしてください。
代行内容で選ぶ
上記でも触れましたが、営業代行が対応している営業業務は多岐に渡ります。
そのため、実際に依頼をする際には、自社が必要としているサービスに対応していることを確認した上で会社を選ぶことが大切です。
料金で選ぶ
営業代行会社の料金はまちまちである上、依頼する業務内容によっても料金が異なります。
営業代行会社を選ぶ際には、予算の範囲内であることを確認してから会社を選びましょう。
実績や評判で選ぶ
多くの実績を持ち、なおかつ評判が良い営業代行会社は、ひとまず信頼性が高いと判断できるでしょう。
営業代行を依頼する際の注意点
営業代行への依頼では多くのメリットを得られますが、その一方でデメリットと捉えられる注意点もあるのです。
では、それはどのような点なのでしょうか。
効果が出ない場合もある
営業代行会社に在籍しているスタッフは営業のプロ集団ですが、場合によっては効果が出ない可能性も視野に入れておく必要があります。
営業活動が管理しにくくなる
営業活動を営業代行会社に丸投げすると、実際の営業活動の把握が難しくなり、管理しにくくなる可能性があります。
営業経験が社内に蓄積されない
社外のスタッフに営業活動を任せていると、自社の営業社員が経験を積む機会が減り、営業経験が社内に蓄積されない可能性があります。
【厳選】おすすめの営業代行会社7選
こちらの章では、実績があり、なおかつ評判が良い営業代行会社を7つ厳選して紹介しています。
営業代行会社を探す際には、ぜひ参考にしてみてください。
1. リスト収集くん
弊社サービスの「リスト収集くん」では問い合わせフォーム営業を代行しています。営業一件につき13.2円~という低料金が特徴で、特に新規顧客獲得に力を入れていきたい企業におすすめのサービスです。
営業リストの収集サービスも提供しておりますので、営業の効率アップを目指している企業にも向いています。
2. BALES
営業のノウハウや人材育成を得意としている営業代行会社です。
営業代行会社に頼るのではなく、自社の営業スタッフをしっかり育てたい場合に向いている会社だといえるでしょう。
3. ambient
法人向けテレアポ専門の営業代行会社です。
新規顧客獲得に尽力したい場合には、こちらの会社に相談してみると良いでしょう。
料金は1コール250円~となっています。
4. CEREBRIX
総合的に営業活動をサポートする営業代行会社です。
営業スタッフを育成したい、戦略の立案を依頼したいなどの場合におすすめできるでしょう。
多数の実績があるため、実績重視という場合におすすめできるでしょう。
5. Seiyaku
BtoBに特化した営業代行会社で、専門チームの構築によってB to Bにおける問題を解決に導きます。
テレアポ代行支援や営業研修、セールストレーニングなどにも対応しています。
6. セールスジャパン
完全成功報酬型の営業代行会社で、経費削減を得意としています。
効果がない場合を想定して依頼したい場合におすすめできる会社でしょう。
7. エグゼクティブ
法人向け新規営業に特化した営業代行会社で、営業戦略の立案、営業部隊の管理・教育に対応しています。
さらに、WEB広告運用や営業ツール制作、HP作成にも対応していますので、イチから営業戦略を練りたい場合におすすめでしょう。
まとめ
今回は、営業代行の概要と種類、選び方、注意点、おすすめの営業代行会社7選を紹介してきました。
収益が上がらない
営業スタッフがなかなか育たない
営業活動をしたいが何から手を付ければ良いのかわからない
などの悩みを解消したいなら、営業代行会社の手を借りる方法がおすすめです。
企業の実績や収益アップを狙いたいなら、この機会に営業代行会社の利用も視野に入れて、営業戦略を練ってみてはいかがでしょうか。
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